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平成10年


野鳥の営巣用ブロック 普及めざし全国組織 ・・・ 7月1日 日本経済新聞

コンクリート11社で

 旭ダンケは公共事業削減で需要が落ち込むコンクリート製品の用途拡大を狙い、野鳥の営巣用ブロックの普及に向けた全国組織を7月下旬に設立する。自然保護意識の高まりに伴って関心を集めている商品で、国内のコンクリート関連企業など11社でスタート、各都道府県ごとに最低1社以上の会員を募っていく。野鳥ごとの生態に合わせた営巣用ブロックの研究、普及に努め、自然との共生を打ち出した新製品の供給網を広げていく。
 営巣用ブロックは護岸工事などで野鳥の生息場所が狭められた地域の斜面などに設置するもので、鳥の生態に合わせブロックに穴を開け、鳥が潜り込んで地面を掘り巣を作りやすくするもの。
 北海道開発局旭川開発建設部が開発、特許を取得していたが、研究、試作に携わっていた旭ダンケが6月18日に、財団法人「河川環境管理財団」を介して同建設部から製造・販売権を取得した。
 これまでも旭川開発建設部には全国各地から照会があり、同社では大きなニーズがあると判断。同時に、本格的な普及に向けては、全国組織を立ち上げて取り上げる方法が早道と考えた。
 全国組織は「全国野鳥の営巣用ブロック及び営巣構造物普及会」と名付け、7月28日に設立総会を開く。
 旭ダンケの山下弘社長が会長に就任する予定。河川周辺に生息する各野鳥に合った営巣ブロックの研究を行っていくとともに、旭ダンケが会員に技術を指導。併せて、会員企業の生産が追い付かない分を、同社が供給していく考え。
 また、現在の営巣用ブロックは、カワセミ、ヤマセミ、ショウドウツバメ向けの3種類しかないため、全国規模で研究を進め、より多くの野鳥用の営巣ブロックを開発していく。



野鳥の営巣用ブロック全国に 28日にも普及会設立 ・・・ 7月1日 北海タイムス

製造会社の「旭ダンケ」 安心できる河川環境づくり推進

 河川に豊かな自然を取り戻そうと、旭川開発建設部が、旭川市内の河川の堤防に設置している野鳥の営巣用ブロックが、全国各地で設置される動きが広がっている。同開建から許諾を得て同ブロックを製造しているコンクリート製品製造会社『旭ダンケ』(本社・旭川市、山下弘社長)では、鳥が安心して暮らせる河川環境づくりを全国的に進めるため、『全国野鳥の営巣用ブロックおよび営巣構造物普及会』を28日にも設立する。

 同ブロックは、護岸工事などにより、営巣場所が少なくなったカワセミやショウドウツバメなどの野鳥のために、北方鳥類研究所の石川信夫主任研究員の提案で、平成4年に同開建が全国で初めて設置した。高さ、幅とも1メートルのコンクリート製で、野鳥が巣として使用できるように、穴がうがたれ、これまでにも多くの野鳥の営巣が確認されている。
 同ブロックは現在、同市や札幌、北見、釧路、函館など、道内各地に設置されているほか、環境保護意識の高まりからか、青森県や、神奈川県、岡山県など、道外11県にも設置され、他県からの問い合わせも相次いでいる。
 当初から同ブロックの製造にかかわっていた同社では、道外にも設置していたが、運送費用がかかることや、その後のフォローも必要なことなどから、各都道府県に同ブロックを製造する業者を配置し、鳥が安心して暮らせる河川環境づくりを推進するため、今回、同普及会を設立することにした。
 同社の栗山正三専務取締役管理本部長は『収益面だけを考えるのではなく、社会が求めている自然環境保護についても取り組むことが必要』と話している。

 



ユニット式住宅基礎 旭ダンケが本格販売 ・・・ 2月26日 日本経済新聞

冬季でも施工しやすく 工期を大幅に短縮 

旭ダンケは、札幌のコンクリート工場で住宅建築の際の基礎を製造する体制を整え、現場で設置するだけのユニット式住宅基礎の販売を本格化する。従来の現場でコンクリートを流し込む基礎工事に比べ工期が5分の1から10分の1に短縮でき、2日程度で完成する。寒さが厳しい道内の冬期間も基礎の施工がしやすい利点もあり、住宅メーカーに売り込み、まず98年に20−30棟分の販売を目指す。
 このユニット式住宅基礎の工法は建設会社の松原組(八雲町、松原健治社長)が開発し特許を取得しているもので、旭ダンケが製造・販売する契約を結んでいる。工場で作ったI型、L型、T型など各種の基礎を現場に持ち込み、基礎用に敷いた砂の上に設置、ボルトなどで接続、結合させる。工場で製造するため、品質も均一に保てるという。
 コストは従来の基礎工事に比べ冬季は30%、冬季以外は10%少なくて済むという。価格は標準的な住宅1棟当たり百万円前後。昨年11、12月に旭川市と八雲町で合わせて3棟分を施工し、性能などに問題がないため、松原組と共同で本格的に売り込みをかける。
 従来の基礎工事は鉄筋と枠を組んでコンクリートを流し込み、コンクリートが固まり、強度が出るまで待つ養生期間が必要。さらに冬期間はコンクリートが凍結しないように暖房が必要でコストがかさんでいる。